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アズワードについて

アズワードは稲葉ろきこ様がかなり昔に作ったファンタジーの世界観です。
その昔、6人のディスクレイト憑き(ディスクレイトとは邪霊のことです)、「セカンドカオス」が世界を破壊の窮地までおとしめたとき、セーナフィーリ聖王国の王子、リリィアスを含める22人の英雄によって世界に平和が戻ったというおとぎ話があって、以来リリィアスは世界の国教「アスセーナ教」によって信仰されています。
舞台はそれから2000年くらいが経った頃、世界の混沌を目論むディスクレイト憑きが再び現れた…というのが簡単な流れです。
専門的なファンタジー用語がごっさごっさ出てきますが、それらを全部把握しなくてもなんとなく読めるようにしたいと思っています。
だけどどうしても説明しておかなくてはいけないあたりだけ、補足しておこうと思うので、面倒かもしれませんが読んでおくと世界観を理解しやすいかもしれません。

種族の説明
人間:普通の私たち人間とほとんどかわりません。
エルフ:自然を大切にしている、長寿な生き物です。20歳くらいで死んじゃう寿命のエルフもいます。
ロップワイヤードワーフ:おっさんのような顔のドワーフではなく、うさぎ耳のついたちびな生き物です。語尾に「にょ」ってつくのがロップ訛り。
トラ:身体にしましまのあるふんわりした体毛で覆われた、獣人です。
ライオン:二足歩行のライオンにしか見えません。誇り高い生き物です。
ルーガル:狼の獣人です。人型に近いのと、獣に近いのがいます。
魔族:元は魔界に住んでいた、長寿な生き物です。魔族といっても邪悪なものではなく、魔界にいた一族だからそう呼ばれているだけです。

スターの説明
スターは簡単に言えば属性です。魔族以外の種族は生まれてくるときに「火水土風闇光」のいずれかの属性を持って生まれてきます。アスセーナの世界の住人たちは、空気のかわりにスターを吸って生きています。死んだら肉体は土にかえり、精神はスターとなって世界の一部に還元されます。

虹の説明
上記で魔族以外と言ったように、魔族だけは虹という属性に自動的になります。
虹はオーロラのようなもので、魔族だけは自分でスターを生産することができません。よって、虹の核(人間で言う心臓にあたるもの)が大気中のスターを吸収してエネルギーにかえているのです。

天国・地獄の概念
キリスト教のような天国や地獄の概念はありません。天国は極楽浄土に近いイメージで、地獄は罰をあたえられるところではなく、単に住みにくいところのようなイメージです。

悪魔・天使の概念
天使は神の使いではなく、天気を操作する妖精のようなものです。地面に足をつけると力を失い、それを堕天したと言います。
アスセーナの世界で悪魔というのはディスクレイト憑きのことです。代表的なのはセカンドカオスのひとり、「銀色の悪魔(タバロン)」ですが、彼は改心したことでも有名です。

ホーリーセルリアン憑き、ディスクレイト憑きの説明
聖リリィアスはホーリーセルリアン憑きだったと伝えられていますが、ホーリーセルリアンとは聖なる属性の精霊のことです。これは非常に稀にみるケースで、一般的に聖霊憑きは滅多に見かけません。
ディスクレイト憑きは逆に邪霊が憑いた状態のことを言います。性格はかなり悪くなり、いつも人に害を与えることしか考えなくなります。

魔法の説明
魔法は全部で3種類です。ワードワード、精霊召喚、イーリスオーブのどれかに属します。
ワードワードは呪文を詠唱することで魔法を使います。発動にスターと媒体にジェムストーンが必要です。強力な魔法を使うと酸欠ならぬスター不足に陥ります。
精霊召喚は精霊界の精霊を使役する魔法です。上位精霊と下位精霊がいて、上位精霊は意思もあります。
イーリスオーブは虹の属性の魔法です。指でルーン文字を書きながら、口で文字をとなえることで発動します。詠唱とルーン文字、どっちが欠けても発動はしません。

ふたつの世界樹
アスセーナの世界には世界の秩序を支えているふたつの世界樹があります。ひとつはクレイシア公国、もうひとつはセーナフィーリ聖王国にあります。どちらもちょっとやそっとのことでは倒れない巨木です。

簡単な説明は以上です。
なんせ昔の記憶なので、いい加減な説明のところもある上、増えたり減ったりするかもしれない説明ですがよろしくお願いします。