正しいか間違ってるかは正直どうでもいい

 正しいか間違っているかが大切になってくるのは、極論すれば誰かに評価されたいときだけ必要になる。
  それも点数化できる評価のときだけだと思う。
「あれは間違ってる」「これは正しい」そう感じることはしばしばあるけど、正しいと感じているときこそ要注意なのだ。正しいというパワーは間違っているというパワーをいっぱい含んでいる。
  正しいがひとつしかないとき、他は全部間違ってるのだ。これはちょっと注意が必要だ。

 人生においてはみんな迷子なのだと思う。
  未来は誰かがわずかに通った獣道か、本当の未知の世界かのどっちかがほとんど。
  過去をふりかえったときに全部が正しかったといえる人生も歴史もないと思うのだ。

 だから正しいか間違っているかは正直どうでもいい。
  だけどあえて言うならば、自分に正直に選択したほうがいいと思う。
  自分に正直になるというのは、とても難しい。世の中には一見正しそうに見えることがいっぱいある。
  ポジティブでなければいけないとか、正しい選択のほうが間違った選択よりもいいとか、そういう一見よさそうなものがいっぱいある。
  だけど自分に「本当はどうしたい?」って聞いたとき、違う答えが出てくるならば、その答えに素直に従ったとしてもいいんじゃあないだろうか。