ピノキオはホラー

Mさんがピノキオはホラーなんだという話を始めた。

ニノ「どうして!? ピノキオは児童文学でしょう」
M「人形がある日人間の子供になるんだぜ? ホラーだよ」
ニノ「た、たしかに」
M「せがれがいなかったから人形を作った。ある日人形が歩き出した。人形が帰ってこない、悪いキツネに騙されて焚き木にされかけたそうだ。人形を探してクジラに飲み込まれたら人形が助けにきた。人形が人間になった……総合してみるとホラーだと思わないか?」
ニノ「た、たしかに」
M「朝起きたら人形が人間の子供になっていた。ちょっと待て、俺はじいさんなんだぞ!? シングルファザーになるにしたって歳をとりすぎだっ。ご近所の目が痛い、『いったいどこの子供かしら』」
花南「でも人形が動いている時点ですでにご近所の目は痛いんじゃない?」
M「ただの人形オタクだと思っていたら、ついに子供にまで手を出しちゃったのね。管理人さんが『僕、お母さんは?』って聞くとピノキオは『お母さんはいない。ゼペットじいさんがお父さんなんだよ』と答える。管理人のおじさんは『ふーん……』と呟いてゼペットじいさんに冷たい視線を」

 毎度ながらどうしてこんなストーリー思いつくんだろう。
  たしかにピノキオはホラーだ。