中原中也の宿酔(ふつかよい)の比喩はいつ見ても秀逸だと思う。 「脳内で天使がバスケットボールをしている」 こんな風にいい具合にぐらぐらした酩酊状態を詩にできるセンスが欲しい。 私もしょっちゅう眠れなくて徹夜してしまう。眠いのに眠れなくて、何か作業をしたいのに頭痛がする。 そんな頭がぐらぐらしているときの状態を、私風に隠喩してみるとこんな感じである。
「脳内で パンダ 大暴れ」
私は中原中也の生まれ変わりではないことがわかった。 というより詩人のはしくれにもなれそうもない。