第三章 「雁(かり)の涙」

 

 雁の泣き声は哀愁の象徴。雁の涙は秋の露をあらわすと同時に遠くの人を想う言葉。
  遠くてもね、想いは届くんだよ。
  わたしの想いも、あなたたちの想いも。