青い鳥をつかまえて
僕の右手にある青い小鳥は、人を傷つけるためにあるのではない。
傷つけないでください、傷つかないでください。
しあわせでいてください、しあわせでいてください
セレスティア国の銃士隊のお話です。
選択式御題様から御題を拝借中。
第一章
この世界で大切なことは何を信じるか だ
ぶきようなぼくはそれでもきみをあいしたかったのです
ぼくは感情を知らない出来損ないの人間です
手に入らない人
こんなにも溢れ出る言葉を僕は 知らない
第二章
雨と涙に溶かされる六月
美しくない骨を愛でる七月
血って散って八月
狂うように笑いながら拒絶した九月
生きる理由を忘れた十月
第三章
星と月と君と願いと
なんどもなんどでもきみをあいさせ て
その呪い 僕にくださいね
そんなものの為に戦ったわけじゃあないのに なぁ
あいのおわりなどないのです
第四章
いつだって 英雄は奇跡を信じる民衆の欲と傲慢の押し付けにすぎない
真実と終わり或るいは 戯言
いつだって俺を魅了する花のように星のように歌のように月のように瞬きのように美し き
どうかきょうのようなあおぞらがいつまでもつづき ま すよう に
此処に終わりを宣言しようもう誰も傷つくな哀しむな どうか
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